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吹雪の中、火祭りに向け 想像こえる均整と壮大さ! 棟梁(とうりょう)の号令ひとつ、野沢温泉村伝承の技術がよみがえる 十数メートルの御神木が五本、垂直に大地に立ち上がる 四隅の柱は中心の柱を囲み、桁は五層に積み重なり高さ7m広さ40畳に 若者達とその先輩後輩、村の大勢の男衆が火祭り場(ば)で働く 危険な大仕事なのでお酒は御法度だ、ただ黙々とグループで作業する エンジン音やスピーカーの音は無く、ヨーイサ ヨーイサと掛け声が響く 午前中から御神木を建て、社殿づくりは深夜まで続き、必ず明日に完成! 明日の晩が楽しみ 伝承の技術の素晴らしさ。例えば、社殿は森の木と荒縄だけで作り上げる 男達が数十人登っても、火が回って燃え上がっても容易に倒れない さらにクライマックスで美しいシルエットが浮かびあがり、誰をも魅了するそうだ ここで盛唐の名詩人、李白(りはく、701〜762年)の漢詩鑑賞を、 「早に白帝城を発す」 明日に辞す白帝 彩雲の間 あしたにじすはくてい さいうんのかん 千里の江陵 一日にして還る せんりのこうりょう いちじつにしてかえる 両岸の猿声 啼いて住まざるに りょうがんのえんせい ないてやまざるに 軽舟 巳に過ぐ 万重の山 けいしゅう すでにすぐ ばんちょうのやま 朝早く朝焼けの雲のたなびく白帝城に別れを告げて、千里の向こうの江陵まで、たった一日で進んでいく。切り立つ両岸からサルの声が絶え間なく続くうち、軽い小船は、幾重にも重なる山の間を通り抜けていた。 |
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